東京プロムナード・フィルハーモニカー第26回定期演奏会
今回はオール・ブラームス・プログラム。どの曲も啼鵬は経験済み。ただCelloでは初めて、という曲はありました。
まぁ、オケマンにとってBrahmsは避けて通れない作曲家ですが、作曲家啼鵬からするとBrahmsは、ペラペラと語るものではなく、いろいろ考えながらじっくり語りたいクチかしらね。演奏家啼鵬という立場からならば、弦楽器、Piano、加えてClarinetと視点も様々。話は尽きませぬ。
メインの交響曲第1番。初めて弾いたのは大学を卒業した直後。そのときはViolaで。何しろ聴いているだけだと、冒頭のインパクトと、4楽章途中からのすぐ覚えられるメロディーしか残らず、ではいざ弾いてみると、半年も練習しているのに、やっぱ残るのはその部分だけ。「若い」とはそういうコトです。この曲のもつエネルギーはともかく、深みや奥行きを感じるには50年生きてようやく...といったところですか。
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ブラームスやブルックナーといった作曲家は、若いうちは何が良いのかさっぱりわからない作曲家でした。
人生に渋みが出てきたとは思いませんが、年を取ってくると、なんでこの大作曲家の作品をもっと早く聴かなかったのだろうと思うのですがね。
私的には、昨日の「クラシックTV」でも紹介されていましたが、葉加瀬さんと同じく、ブラームスの交響曲第3番の第3楽章は大好きなフレーズですよ。あと、ブルックナーなら交響曲第9番の第3楽章ですかね。枯淡の境地という言葉がこれほど似合う曲もないなと、つくづく感じます。
投稿: 語る会 | 2024年3月22日 (金) 10時32分
> 語る会さん
恐らく10年後、また今よりも分かってくるのかと思います。ちなみに我が師、川井學先生はブラームスをあまり評価されていませんでした。逆にチャイコフスキーの方は大絶賛でしたが。
投稿: ていほう | 2024年3月22日 (金) 13時43分