希少S6
今回のTRIO TYDツアー、各地で出会ったPianoの中に、驚かされた楽器が!?
石川県は白山市、松任学習センタープララのコンサートホール。YAMAHA S6でした。そう、啼鵬が愛してやまない。しかも何と木目調。初めてですわ。と言うより、想像もつきませなんだ。木目調のモデルがあったなんて。
先の記事で書いた通り、「学習センター」と言う割には、素晴らしいホールがあり、だったらお向かいの市民会館は、どんな驚愕のホールなんじゃ?と思ってしまうほど。まぁ、その申し分無いハコにこの名器。
ただ、最初に弾いたときに「うっ」ときました。硬すぎる。いつものS6じゃない。やはり木目調だからか!? しかし弾いているうちに、多少手に馴染んできましたが、更に演奏者の立ち位置を変えることになり、Pianoも少し移動。
すると驚いたことにタッチも大分変わり、いつもの感触に近い感じに。そこまで変わるのか、舞台上の立ち位置は。お陰様で取り分けPiano Solo曲では、Pianoのタッチとホールの響きがリンクしているかのように。
あぁ、やっぱS6だ。毎日こういう楽器で練習すれば、もっと上手くなるんだろうな。楽器ってそういうもんです。「上手くなったら良い楽器を買おう」ではなく、「上手くなるために良い楽器を買おう」ですよ。
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おそらく、木目仕様のラインナップではなく、特注マホガニー外装のS6と思われます。カタログによるとC系シリーズでは+40~50万円で木目にできるようですが、現行SXシリーズの特注枠は無く、かなりレアな個体かもしれません。しかしタッチが次第に変化してゆくのは興味深いですね。弾き手とピアノの会話が成立した結果、信頼関係が生まれたのでしょうか。・・端的に言えば啼鵬さんのS6愛が通じたのだと思いますが。
投稿: EQ.2021 | 2024年4月 9日 (火) 13時08分
> EQ.2021さん
やはり希少性が高いですか。そもそもこの公共の施設に設置されている経緯が知りたいです。そういう楽器だと、もしや個人からの寄贈もありそうですし。
タッチの変化には驚きました。床の変化によるものなのか...。
投稿: ていほう | 2024年4月 9日 (火) 15時15分