デッドな空間のC7
TRIO TYDツアー中日に弾いた楽器。YAMAHA C7。
説明の必要の無い、安定したCシリーズの7サイズ。まぁ、ちょっと調律が不十分な音がいくつかありましたが、それは今回たいした問題ではなく、問題はその置かれた空間。
このホールはどうやら音楽用というよりも、演劇とか舞台系のハコのようで、少し写っている壁を見ても分かる通り、吸音壁です。つまり全くと言って良いほど響きません。
それでも多少天井が高いので、お客さんが入っていないときは、僅かに残響もあるような気もしましたが、開演後は限りなくゼロに近い。
んなもんで、Classic系の曲は結構厳しかったのですが、そうでないジャンルの曲は、ライブ・ハウスのような雰囲気で、それなりに音楽が成立していました。尤も、演奏する方も残響のあるホールとは全く違う吹き方、弾き方になりますが。
そこでこのPianoも、響きの無い中、ある意味楽器本来のポテンシャルを発揮。取り分けPiazzolla作品は前述の演奏労力に比例したものが出せたかと。
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