ヴィーヴ!サクソフォン・クヮルテット リサイタル Vol.21 結成25周年記念
前回Vol.20は紀尾井ホール。今回は東京文化会館小ホールと、実はコレ、ギョーカイ的に言うと大変な事です。キャパシティと動員力、とかではなく、そういうホールでリサイタルをするというステイタスの面で。
結成25週年を迎えたVive! Saxophone Quartet。同じメンバーでずっと続ける事の難しさはは、よく分かっているつもりです。
今回は世界初演が2曲もあり、また以前の委嘱作品も演奏。いつものVive!からすると、大分硬派な内容となっていました。その委嘱作品ライブラリーも33曲だそうな。それも驚異的ですよ。個人的には久しぶりに聴いた長生淳先生の曲、相変わらず内容の濃い作品。30年程前から先生の作品には親しんでおりますが、茨城出身の作曲家としては、池辺晋一郎先生の次世代を担う重要作家ですな。
そしてメインのPiazzolla。これに関してはもう、何も言うことはありませぬ。格好良さだけでPiazzolla作品を取り上げる世界中の演奏家に、爪の垢を煎じて飲ませてやりたい! 浅利真氏の編曲、伊達じゃぁない! 更にはVive!の演奏もかなり蓄積された研究成果が遺憾なく発揮。
とても充実した時間でした。有り難うございました。
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