Music☆Star Mandolin Orchestra第16回定期演奏会
とうとう本番。あぁ、言い訳ではありませんが、もっと練習する時間が欲しかった。今週は東京プロム・フィルの本番もあったし(2024年10月14日参照)。そう言えば今年の10月はやたら本番が多いかも。
何しろGuitarのスキルアップを目的として参加させて頂きやした。今回技術的に最も難しかったのは「菅野よう子セレクション」。20分以上の超大作で、Guitarパートはチョー難しい!少なくともテーホーには。
しかしよくよく見ると、理不尽な事は書いていないので、練習すれば何とかなる部分も多々。編曲をされた田野井蔵人さんは楽器の特性をよくご存知なのでしょう。
個人的にはその曲の中で「花は咲く」が収穫です。途中MandolaやMandocelloがSoloでメロディーを担当。このときのそれぞれの楽器の音色と言ったら! これまで何度か共演しているのに、何故今まで気付かなかったのか...。この深みのある音色は、同じ音域の旋律を弾いたとしても、Mandolinとは全く違うものです。
そして今回の大成功は、保科洋先生の「古祀」ではないでしょうか。オリジナルは管弦楽。後に吹奏楽にも編曲されてお馴染みの人もいるかも知れませんが、それこそ全く別世界をMandolin Orchestraは醸し出していました。明らかに前者で演奏された場合のイメージとは違う、別な「古祀」が生まれた事は間違いありません。これは大半が撥弦楽器であるこの集合体でしか表現出来ないものです。
あぁ、その「古祀」。鬼の変拍子で、初めて弾いたときは「おいおい、コレ形になるんか?」と途方に暮れましたが、曲を隅々まで熟知した名指揮者のお陰で、本番を終えてみると曲を口ずさめるくらいに、体に入っておりやした。
ムリを言って加えて頂きましたが、団長さんをはじめ、温かく迎え入れて下さったGuitarパートの皆さま、有り難うございました。一段落ではありますが、ここでGuitarから離れてしまうと元の木阿弥。何とかして維持せにゃいきませぬ。何しろスキルアップの先にはやらなくてはならない事も控えていますので。
お忙しい中、お越し下さいましたお客様、有り難うございました。
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「古祀」って、管弦楽曲だったんですか?
今さら、知ってしまいました。
吹奏楽の名曲は、意外にも管弦楽曲ってありますね。
「なにわのバルトーク」こと、大栗裕先生の「大阪俗謡による幻想曲」もかつてベルリン・フィルで演奏したことがあるという話を聞いた時は、どんな演奏だったのか聴いてみたいと思いましたがね。(いや、でもアレンジ版の淀工の演奏の方が納得いくのかもしれませんが…)
投稿: 語る会 | 2024年10月29日 (火) 09時39分
> 語る会さん
なにわのバルトーク!? そうだったんですか、大栗先生。名曲ですね、「大阪俗謡による幻想曲」。
「古祀」はオケ版をもっと取り上げられるべきですね。
投稿: ていほう | 2024年10月29日 (火) 15時24分