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2025年4月16日 (水)

日本全国桜前線ツアー2025 in 茨城つくば

 ふとしたきっかけで知り合ったトランペット奏者、田尻大喜さん。現在ツアー中で、茨城県はつくば市にいらっしゃるではないですか。せっかくなので聴きに行きました。

Sakurazensen2025 プログラムは多彩。Tangoが入っていたのには驚きましたが、「桃尻大喜」の名で作曲もされる彼は、「人を笑顔にするトランペッター」というキャッチフレーズ。これがもぅ、笑顔どころか、とても元気にしてくれるミュージシャンでした。

 奇しくも今日は、彼の生まれ故郷である熊本県が大地震に見舞われてちょうど9年。被災地に寄せて書かれたオリジナル曲も素晴らしかったですが、ここは敢えて特記事項として「Libertango」を挙げましょう。

 この曲を我々Tango屋という立場から正直言わせてもらうと、表面の格好良さに釣られて演奏している残念なものを、どれだけ多く聴いてきたことでしょう。しかし田尻さんは全く違いました

 当然Trumpetは本来Tangoの楽器ではありませんので、Tangoに近づけるのか、別のものを作り上げるのか。まず伴奏のPianoが素晴らしい。本来この曲の特徴である3-3-2のリズムを少々感じさせながら、Milongaのスタイルも思わせるバッキング。相当なセンスの持ち主が編曲したものと思われます。そこに田尻さんのソフトでありながら、芯の通った音色で歌う。更にアグレッシブな部分もキメる。啼鵬が聴いた本職以外の演奏で、ここまで完成度の高い「Libertango」は記憶にありませぬ。Tangoを離れグローバルなポップスとして成立した成功例として挙げられましょう。

 そう、少し触れましたが、音色。楽器の命とも言える部分ですが、彼のTrumpetの最初の一音を聴いたときに、Flugelhornでもないのに、何故ここまで柔らかな音色が出せるのか!と驚愕。更にそのFlugelを吹いたときには、もはや金管楽器の領域を離れた、究極の管楽器といった印象でした。もちろんテクニックも申し分ないのですが、音色というのは「練習」して出来上がるものではなく、「追求」してたどり着くものです。

Img_20250416_164821126 こんなに素晴らしい演奏が地元で聴けるとはね。久しぶりに出会いました。ずっと聴いていたい音色。おっと、加えておくと、MCもチョー面白い。こりゃ清塚の信サマクラスだわね。

 あぁ、音色も良くて、演奏も素晴らしくて、ハナシも面白くて、彼に悩みはあるのでしょうか? 素晴らしい時間を有り難うございました。

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コメント

昨夜は思いがけず啼鵬さんにお目にかかれて嬉しかったです。
名乗るのも忘れて夢と野望をぶちまけてきた日立のtango loverです。

サンバの衣装の衝撃が残るコンサートでしたがW
このブログを読んで思い出しました。
『Jua』でサバンナを見たこと。
『JUST ONE WORLD』で同じ思いに胸を熱くしたこと。
感動の空間を皆で共有できた、幸せな時間でした。

音楽的なことは何もわかりませんが
『「練習」して出来あがるものではなく「追及」してたどりつくもの』という啼鵬さんの言葉が刺さります。
もちろん練習は大切です。その練習に「追及」する心がないとたどりつかないものなのですよね。
tangoもそうです。

啼鵬さんのEl Chocloで踊りたい!という野望を抱きつつtango loveを追求し続けます。

> tango lover moraさん
 こちらこそ、有り難うございました。
 かつて笠間市在住のタンゴ・ピアニストと知り合ったときも嬉しかったですが、同じ県内にタンゲーラ、タンゲーロ達がバイレに集う事を知って、感激致しました。
 いつかご一緒出来る日を楽しみにしております。

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