《DAC WORLD管楽器FAIR 2025特別企画》CLOVER x JG ジョイントコンサート
このところ新大久保には足繁く通っておりまする。今月も2回目。それは啼鵬スコアを演奏して下さるからなのですが、そうでないコンサートにも(2025年5月22日参照)。
今回は楽器店主催。2つのSaxophone Quartetの共演ですが、それぞれメーカーさんのオフィシャル・アーティストです。言ってみれば楽器屋の看板背負っているので、滅多な事は出来ませんな。
啼鵬との関わりはイチバン濃いのがClover Saxophone Quartetの田村真寬さん。このBlogにも時折登場する、Out of The Standardの雅兄こと、大和田雅洋さんのお弟子さんで、そのOTSでは雅兄の代役も務めて下さった事もありました(2010年12月21日参照)。何しろ雅兄's childrenなので、啼鵬作品への理解も深く、これまでも様々な機会に拙作を取り上げて下さいました。
他の皆さんも実は昔、啼鵬が楽譜を提供したりといった感じですが、同じCloverの坂口大介さんは同声会茨城支部でご一緒しております。
さて今回の演奏会。前半のそれぞれのQuartetの演奏で、まずは度肝を抜かれやした。J.S.Bachの編曲作品は、かつて雲井雅人サックス四重奏団が演奏したもののようですが、啼鵬、かつてのこの団体の演奏を聴いたときに(2019年4月26日参照)、「唯一無二」とはこういうものを言うのだ、と思い知らされたのですが、其れに迫る演奏をJGがやっているではないか! しかも真似事ではなく、明らかにJGで消化されたものが演奏に表れておりまする。
一方Cloverの演奏した、こちらはSaxophone Quartetのオリジナル作品。20年同じ釜の飯を食っているという彼らならではの、いや、逆にそれくらい一緒にやっていないと出来ない、単なる4人の合奏という領域を超えた、室内楽というジャンルの醍醐味を聴かせて頂きやした。
そんなゴイスーなものを前半に聴かせて貰ったものですから、後半の啼鵬スコアなんぞ、オマケみたいなもん。勿論一糸乱れぬ8人のアンサンブルを聴かせて頂きました。まるで1人が弾いているかのよう。そう、オリジナルは独奏曲なんで。
そして最後の長生淳作品に関しては言葉がありませぬ。啼鵬はこの作品、ナマで今回以上の演奏を今後聴く機会があるのだろうか...。テクニックや長生作品特有の音色のグラディエーションの表現は、もはや彼らにとっては息をしているも同然。その先のステージへ聴衆を誘ってくれましたわ。
いつも思うのですが、自分のスコアを演奏して頂くついでに、すっごいものを聴かせて頂いておりまする。今回も。有り難うございました。
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