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2026年7月17日 (金)

つくばサロンコンサート Vol.11(7/17夜の部)

 1年前も同じメンバーでの弦楽四重奏を聴いていました(2025年7月18日参照)。

Salon11_20260717 今回も渋いプログラム。更に雨だったにも関わらず満席状態。これはこの企画がいかに支持されているか、もっと言えばその主旨が理解されているかを物語っておりまする。そして奏者それぞれの人気も付け加えておきましょう。

 Beethovenの弦楽四重奏の中では、単品ではなかなか注目されない第3番。第4番は最も演奏されている曲なのに...。啼鵬も生演奏で聴くのは初めて。特筆事項は1st Violinを弾かれた内藤知子先生による解説。

 「実際に演奏している身として」と前置きをした演奏者目線での解説は、作曲家という立場を違える啼鵬には、とても参考になりました。そう、ライブに行ったからには、こういう部分が大事です。誰でも言えるような型通りの曲解説ではなく、其の人でしか言えない、から「ライブ」なのです。

 一方Mendelssohnの方は、これまたBeethoven以上に滅多に演奏されない曲。こちらの解説はCelloの萬代裕子先生がされましたが、Mendelssohnのパーソナルの部分、私見を交えていない、前述の「誰でも言えるような」という内容にも関わらず、彼女のその柔らかな語り口調は、曲への興味を更に引き出すような感じ。古典落語は誰が話しても一緒、ではないのと同じく、彼女でしか語れない解説でした。

 そして肝心の演奏。今回は同じメンバーで続ける意味を、ひしひしと感じました。演奏家でもある啼鵬、自分では実感していますが、他団体の演奏を聴いて、それは益々。

 取り分け室内楽というジャンルは、奏者同士のコミュニケーション要素が強く、外向けに客を楽しませる、というよりは、演奏して自分達が楽しむという一人称の音楽。となると、「はじめまして」の人達がパッと集まってさっとやる、のもイイですが、気のおけない仲間と長年やる、というのも格別。

 次回も楽しみ。

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