2019年11月 6日 (水)

変則調弦

 こうやって書くと、何やら尋常で無い感じですが、弦楽器で調弦(チューニング)を変える事は、そんなに珍しい事ではありませぬ。もちろん見た目には全く分からないのですが、今回のケースはちょっと、いや非常に稀なケースか。

Bayashikobass2 今回の東京藝術大学音楽学部同声会茨城支部演奏会に出演され(2019年11月2日参照)、拙作の世界初演もして下さったバヤシコさんこと、小又史江さんの楽器。年季の入ったイイ感じ。いかにも名器!

 いや、問題はこの見た目じゃなくて調弦。通常Contrabassは下からE-A-D-Gと4度ずつ。Guitarの下の弦と同じ。しかしバヤシコさんの場合、よくメロディーを弾くそうで、A-D-G-Cという、最低弦を抜き、4度上の弦を足すもの。「変則」というより、「変な」チューニングと言った方が良いか。

Bayashikobass1 しかも頭にはコレ。そう、アタシもかつて一本茂樹君から借りていた楽器に付いていた、Cマシーン(2015年1月12日参照)。バヤシコさん、つい最近業者さんに頼んで改造してもらった模様。つまりこの楽器の最低弦Aを下げられる。そっか、そうすれば通常のE-A-D-Gの楽器にもなれる? いや、このマシーンは長3度までしか下がらないので、AはFまでしか下げられませぬ。

 う~む、だったら5弦に改造する方が良かったのでは? E-A-D-G-Cだったら普通の曲も弾けるし、High Positionにしなくても高い音域の旋律も弾ける!

Bayashikobass3 ハナシを戻しましょう。今回の拙作「紡ぎ合う弦」は、通常のContrabassを想定して書いたもの。結局改造しても、フツーの曲が弾けないので、アタシの曲は、アタシの楽器で弾いて頂きました。いやぁ、名手に弾いてもらえて、この楽器も幸せだったろうに。

2019年10月18日 (金)

台風を乗り越えてリハ

 来月には長野市在住のClarinet奏者、傳田高廣さんのリサイタルがあり、啼鵬もお手伝いを。昨年もご一緒させて頂きました(2018年11月3日参照)。

Denda2019bリハーサルのために長野に行こうとしたのですが、ご存じの通り台風19号の被害。幸い傳田さんのお宅は大丈夫だったのですが、問題は移動。今回も二刀流の青年、稗田隼人君も一緒。彼はGuitarとContrabassを持って行かなくてはならないので、当然車で。しかし上信越道は松井田妙義IC~佐久ICが通行止め。ここが通れないと、かなりキビシイ。スッゴイ遠回りをすれば不可能ではありませんが、そんな時間もナシ。

 そこで考えついたのが、辛うじて走っている北陸新幹線。長野~東京なので「あさま」ですが、取り敢えず人間の移動は出来そう。

Denda2019aContrabassは現地で調達してもらう事に。手配して頂いたのは、相当使い込まれた楽器。恐らく幾多の困難、修羅場も乗り越え、血と涙と汗にまみれて今に至っているかも!?

 おかげでリハーサルは無事出来ました。お貸し下さった方、有り難うございました。あとは本番の日までに、上信越道が開通している事を願って。

2019年10月 7日 (月)

蛇腹兄弟

 昔Accordion奏者の佐藤芳明さんと、「蛇腹対決」というライブをした事がありました(2007年3月7日参照)。それから竹内まりやさんの「最後のタンゴ」という曲でもご一緒しました(2008年5月19日参照)。

Challenge4 そのとき以来かしらね、こうして並ぶのは。Bandoneonの楽器解説をするときには、必ずと言って良いほど、「よくアコーディオンと間違われますが...」と枕詞を。並べれば全然違うじゃん。それとも蛇腹が付いている楽器は総じて「アコーディオン」だと思われているのかネ。ま、ドアやカーテンにもあるし(2018年8月28日参照)。

 この日はお邪魔した一宮市のグループで兄弟に会いました(2019年10月3日参照)。音色の違いなども聴いてもらいましたが、見た目も違えば、音色も全然違う! 更に弾くスタイルも違うので、ニュアンスも違ってくるし。

 一例を挙げれば、Bandoneonは膝の上に乗せ、かかと落としでもって歯切れの良いリズムを醸し出します。これは物理的にAccordionでは出来ません。故にその音を短く切るStaccato奏法は、BandoneonとAccordionとで大きく違います。

Challenge5 この日は遠い親戚も。二刀流を頑張っているボクが弾いている、向かって右の鍵盤ハーモニカ。蛇腹はありませんが、音色を決定している部分は我々と同じリード。つまり一族ね。

2019年10月 6日 (日)

Bongo持参

 気が付くともうすぐ本番のMusic☆Star Mandolin Orchestra

P_20191006_135352啼鵬の練習参加は、合宿(2019年9月15日参照)以来。あのときは台風15号の影響で、急きょ合宿所を変更したのでした。今となっては、直前にも関わらずよく見つかったもんです。

 そしてこの日は朝から練習。追い込みです。曲によっては編曲の先生もお見えになり、アドバイスを頂いていました。朝から夕方までの練習など、まるで泊まらない合宿! 拙作の世界初演も楽しみ。

Mandobongo また啼鵬も、急に必要になった楽器を持参。現場に無い事は分かっていたので。チビの誕生日のプレゼントで買ったものですが、玩具ではなく歴とした楽器。少しは役に立っていたようです。

2019年10月 5日 (土)

Pianoの譜面台

 楽器を演奏しながら楽譜を見る場合、其れを立てる台が必要。「譜面台」と呼ばれるものです。多くの楽器は別途この譜面台を用意しますが、Pianoの場合はセットに。いや作り付けと言いましょうか。

Daifumendai これは榊原大首相の私物で、現場に赴くと、現地のPianoの譜面台と差し替えて使っている模様。何が違うかって見た目。譜面を立てる板がスカスカ。なるべく向こうが見える形に。現在市販されているPianoは、基本的に譜面台は1枚板で、向こう側は見えません。

 首相曰く、其れによって音が遮蔽され、自分への聞こえ方が変わってくると。確かに楽器演奏家は、自分の音がどういう状態か把握するのは、非常に重要。譜面台が壁になって、自分への聞こえ方が変わるのは、理論上はそうなりますな。

 ちなみにふる~い楽器だったりすると、装飾として譜面台が華やかな模様でくり貫いてあったり。首相はこの理論は力説。メーカーはこういうのを作るべきと。ちなみにこの日の楽器だと、首相の譜面台が少し小さく、詰め物をして合わせていました。

2019年9月 6日 (金)

Cajon:乙女叩き

 先月、無事演奏する事が出来た「とっておきの音楽祭やまがた2019」(2019年8月25日参照)。何しろ去年は台風で中止。我らサックス日和は、ゲリラ・ライブを展開(2018年10月1日参照)。

Totteoki2019k 今回のステージで、ひときわ目を引いた(と思われる)のが、「情熱大陸」でCajonを叩いた女子。その叩き様。実は啼鵬も、Bandoneonを座奏するときは、しばしば専用のCajonに座り、場合によっては叩きます。その際、楽器が膝の上にあるので、通常のスタイルとは違う形で叩きます。

 今回のカホン女子もそう。このリトル・マーメイドのような座り方で叩く奏法、これから女子の間では流行るかも知れませぬ。

2019年9月 1日 (日)

7弦Guitar

 今回の「真夏のタンゴ・コンサート」(2019年8月31日参照)。昨年と同じ曲をやりましたが、楽器が違うために、サウンドは大きく変わりました。

7genguitar 決め手はコレ。写真右の7本弦のGuitar。通常E(ミ)音が最低音ですが、もう1本増やしてH(シ)音まで低い音が出ます。このお陰で、特にPiazzollの「Escualo」は効果絶大。音域の関係で諦めていたフレーズが、ちゃんと鳴らせるようになり、音楽的には非常にイイ感じに。

 とは言え、普段6本しか弦がない楽器に1本弦が増えるというのは、どういう事か。100本くらいあれば、1本増えたところでたいした変わりはありませんが、6本が7本ってのは、相当な割合ですぜ。稗田隼人君クラスならば、1時間も弾いていれば慣れるか。

 ちなみにContrabassの場合は4本弦が5本に(2017年12月11日参照)。割合で言えばGuitarよりも大変か?

2019年8月19日 (月)

切れた弦

 この怒濤の3日間、色々な事があって、Blog的にはネタに事欠きませぬ。何から書いて良いか迷うくらい。まずは近いところで、弟ゴルゴのコンサート。

 「アンサンブルコンサート」と銘打つだけあって、様々な編成のアンサンブルを組んだワケですが、その1つがViolin,Bandoneon & Piano。3曲演奏し、その最後の曲はお馴染み「Libertango」。カッチョイーPianoの前奏から始まり、Violinが旋律を奏でましたが、2回目に高い音域にシフトするはずが、そのまんま。「其れじゃ目立たないし、盛り上がらないじゃん」と思いながら演奏を続け、クライマックス近くのViolin Soloも、地味ぃな感じ。「ははぁん、もしや楽譜忘れたな?」と。

Ensemble2019_20190819235101 しかし実際はそうではなく、なんと弦が切れていた!...って、いつ? 全然気が付きませなんだ。切れたのは一番高い音のE線。だから残りの弦で低い音域になっていたのか...。アタシも長らく弦楽器を演奏していますが、本番中に弦が切れた事はありませぬ。

 レッスン中にはありました。拙作「複弦楽四重奏曲ニ短調」を、現東京G大学長の澤和樹先生にレッスンをして頂いているとき。もう1人のViolaの子から弦を借りましたが、何とそれは切れた弦とは違う弦。そりゃいくら張ってもムダ。結局先生は「じゃ、自分のパート、歌っていて」と。

 ハナシを戻しましょう。もし弦が切れていなければ、アンコールはNHK朝ドラ「てっぱん」より、「ひまわり」を演奏する予定。しかもPianoは啼鵬。そう、この日演奏した楽器が1つ増えるハズでした。ま、ViolaとBandoneonとContrabass。3つもやりゃ十分かネ。

2019年6月14日 (金)

一本君の五弦Bass【下】

 一本茂樹君は楽器や機材をたくさん持っています。そういう人は啼鵬の周りでは珍しくないのですが、人によっては使わなくなると売ったりもしているので、手元にある数でいくと、一本君はかなりたくさんあるんじゃ? だって売ったってハナシ、聞かないもん。

P_20190612_195935 今回久しぶりに会うと(2019年6月12日参照)、

このElectric Bass。

初めて見る楽器でもないのですが、

これらのペグ(糸巻き)。

5本弦のBassなので右側に4つ、

左側に1つありますが、

その右側の一番下。

音程を更に下げるためのマシーンが! コレ、エレキ版のHIP SHOT。そう、アタシの楽器にも付けたヤツと同じ構造(2018年4月26日参照)。

 通常は4弦しかない楽器が、5弦と同じような音域を出すために付けるのですが、一本機は5弦に付けているもんだから、とんでもなく低い音が出せる!

P_20190612_194235 HIP SHOTを適用させたときの音程は調節出来るのですが、Pianoと同じ最低音が出せるようにしてあると。そ、そんなに低い音、いつ使うん? つまりフツーのBassはミ・ラ・レ・ソですが、5弦なのでその下に加えてシ・ミ・ラ・レ・ソと。このシの音を更に下げるためのHIP SHOT。

 その最低音。たいしてボリュームも大きくないはずなのに、地響きのような音。でもちゃんと判別出来ました。だって楽器によっては、えらく高い音、えらく低い音は、音程が判別出来なかったりもしますから。

2019年6月12日 (水)

一本君の五弦Bass【上】

 思えばBassの一本茂樹君に会うのは、1年ぶりか。しかも同じイベント。

Kimg0267 実は前夜、テレビで拝見しておりました。歌番組。コレ、生放送なのでチョー大変らしい。放送は夜ですが、朝からホール入りして、音楽リハーサルとカメラ・リハーサル、更には段取り。場面転換もリアルタイムなので、演奏者よりも裏方さんの方が神経使いそう。

 で、その1年ぶりの一本君を観ると、そっか、今の髪型はこんなんか。一本君はしょっちゅう髪型を変える事でも有名。

P_20190612_194419_bfテレビで観たときには、

キノコ、いや玉葱ヘア(!?)かと思いましたが、

実際に会ってみるとワカメちゃんかネ。

いや、ビートルズ風?

 この日はContrabassとFenderのElectric Bassを持っていらっしゃいましたが、このエレベが凄い! 【つづく】

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