2024年12月 5日 (木)

驚愕の4

 少し前の話。渡辺美輪子さんのわがままコンサート(2024年11月24日参照)のリハーサル。横浜市内の施設だったのですが...。

Img_20241110_125129425 YAMAHA S4。はい?Sはともかく4ですか! そもそもSシリーズで名器6以外出会った事はないのですが、んま、シリーズで考えればそれぞれのサイズはあるのだろうと。んで、4ですか。

 果たして弾いてみると、これが全くSのテイストが無い。硬めで何ならCを弾いている感じ。何も聞かされずに弾けば、絶対にSだとは答えませぬ。いや、強いて言うなればSXか。

Img_20241110_125143969_hdr う〜む、サイズが違うとこうも違うものか。いや、其れ以外の何らかの要素があるに違いない。S4とS6、違い過ぎます。取り敢えず今回の楽器は、啼鵬の知るS6の系譜にある楽器とは、到底思えませなんだ。

 故にもっと時間があれば、もっと弾いてみたかった楽器。もしかすると1時間も弾いていれば、「やっぱSだよ」なんて事を言ってたかも!?

2024年11月26日 (火)

アルトクラ作品試演会

 この友人がいなかったら、啼鵬がここまでJazzを好きになっていなかった!という大学時代の親友。好田尚史(よしだたかし)君。結構前にライブのレポートも(2016年4月10日参照)。

Img_20241126_143951672 彼はこの前の同期カルテット・ライブ(2024年10月11日参照)を聴きに来てくれました。このときが割と久しぶりに会ったのですが、帰り道で「Alto Clarinetを買ったんだよね。Bandoneonとやってみたい」と。んなもんで試演会を。

 Alto ClarinetはフツーのClarinetとBass Clarinetの中間に位置するのですが、吹奏楽では入らない事も多く、かなり大編成でようやくだったり。それでいてClarinet Ensembleではよく使われまする。

 ただSolo楽器としての使用例は皆無に等しく、今回は世界的にも(!?)稀に見る試み! 写真向かって左がAlto Clarinet。右はフツーの。

Img_20241126_144020666_hdr いやぁ、なかなかイイ! そもそも彼とは大学時代には芸術祭でのライブ・ステージを一緒にやったり、その後も地元つくばでもライブをしたり。来年は新たなユニットでナニかしましょう。

2024年11月25日 (月)

世界初演のPiano

 これまでにもあったのかも知れませんが、ちょっと記憶を辿るのも大変。つまり啼鵬作品を自らPianoを弾いて初演、という形なので。

Kanackpiano 今回Saxophone奏者、渡辺美輪子さんからの委嘱作品「幸せの輪舞曲」を初演した楽器。YAMAHA CFIII。ホールはキャパ300人ほどの小クラスなので、そのステージにある楽器としては申し分ナシ。

 更にコンディションも良く、さすがかつての高級モデル。どれくらい前の楽器かは分かりませんでしたが、弾いた時間だけ自分との距離が縮まっていく、そんな感じがしました。あぁ、もっと弾いていたかったナ。

 こんな良い楽器で拙作を世界初演。「幸せの輪舞曲」、ホント幸せです。

2024年11月18日 (月)

チョット小さいGrand Piano

 小さなGrand Pianoは時折見かけます。YAMAHAの場合、G1とかC1とか。

Img_20241116_134633363 しかし今回弾いたのはなんとYAMAHA C2。あぁ、最近(!?)流行りの偶数か。具体的な寸法は分かりませんし、C1と並べていないので、どれほどの違いがあるのかは分かりませんが、でも小さいことは確か。

 C6を前に調律師さんと話したときは、「6というサイズが、黄金比率だという事に気づき始めている」と仰っていましたが、小さい方だとC2の寸法に意味があるのか。

Img_20241116_134615904 問題の弾き心地ですが、楽器も新しいようですし、紛うことなきCシリーズ。やはりサイズが変わってもイイ感じでした。尾西信金ホールこと、木曽川文化会館の音楽室に。このような場所にある楽器としては、1ワンク上を感じました。


2024年9月 9日 (月)

自分では分からない楽器

 下見で弾いたときには「ちょっとモコモコしているなぁ」くらいだったのですが(2024年8月1日参照)、実際に本番で弾くと大分辛かったです。先日の中華屋さんのライブで弾いたPiano(2024年8月30日参照)。

Img_6319 KAWAI GM-10。KAWAIの機種体系を存じ上げないのですが、サイズは最も小さな楽器ではないかと。んで、何しろ鍵盤がモコモコ。稼働率の悪い楽器にありがちな症状。透明感のあるクリアな音を出したい啼鵬には、全く歯が立ちませなんだ。

 しかし実際にライブを聴きに来た人からは「丁度イイ感じでした」と。は?丁度イイってSaxophoneとのバランスなのか。モコモコ鍵盤だと音色も去ることながら、音量も全然出せませぬ。それでも!?

 んで、ちょっと録画した動画を観てみたのですが、これが意外とPianoも「ちゃんと」拾っている。う〜む、自分で弾いている楽器の音は、聴衆と自分とでギャップがあるという事か。

 ふと、王子が日立市で弾いたPianoを思い出しやした(2024年8月3日参照)。聴いているアタシからも、いかにも弾きにくそうなモコモコ楽器で、それでもさすが王子、そんな楽器でもダイナミクスの幅が広く、王子らしい音色を! あぁ、そこが専門家とニワカの違いか。つまり聴いている側でも弾きにくい事が分かるって事は、王子側では相当な苦労をされていたかと。

 まだまだPianoって分かりませぬ。

2024年7月21日 (日)

Contrabass退院

 入院したのが5月下旬。その間、借りた楽器で本番(2024年5月26日参照)。ようやく愛器が退院してきやした。

Img_20240721_180749200 その楽器でオケの練習へ。退院後初めて弾いたのですが、んにゃぁもぅ!別人みたい。と言うと大袈裟ですが、何しろ別の楽器をずっと弾いていたので、そもそも元に戻っただけでも「違う」のに、更に修理されて返ってきたので。

 いや、厳密に言うと修理の部分は、たいした違いは無くて、実は魂柱(こんちゅう)という、弦楽器の音色や響きを左右する重要な部分を調整して貰ったのが大きい。まぁ、腕のイイ職人さんにかかると、その場で魂柱を調整して貰って、「どう?」なんて感じで弾いてみると「おぉ!」って事もしばしば。

 んなもんでアップグレードした(厳密には違う)楽器でもって、気持ちよく弾きまくりやした。あぁ、大事だ。楽器のメンテナンスは。逆にコンディションの良く無い状態で、無理矢理弾いていても思い通りには弾けないし。

 取り敢えずこれで来週の本番に臨めます。

2024年6月23日 (日)

変化するSteinway

 Yaeさんとの函館公演(2024年6月15日参照)で弾いたPiano。

Hakodateartpf お馴染みのSteinway & Sons D-274。800人ほどのホールなので、このクラスの楽器は可もなく不可もなく。ただ、このキャパシティについては、別途記事にしなくてはなりませぬ。後日。

 初めて触ったときに、大分元気の良い感じで、いつものSteinway特有の(苦手な)マイルドさはありませなんだ。ふ〜ん、と思いながら比較的新しい楽器なのかな、と。

 しかし翌日調律師さんにお話しを伺うと、いや少なくとも20年以上は経っていると。ありゃ、確かによく見たら取り分け譜面台など傷だらけ。こりゃどういうコトなのか...。

 稼働率からすると、そこそこ使われてはいるようですが、かと言って都内のホールほどではなく。例えば使い込むうちにカドがとれて丸くなる、じゃないですが、Steinwayのマイルドさが、使い込むうちに剥がれて、角ばった音色に!?

 そう、以前YAMAHA寄りとか記事にした楽器がありました(2023年1月6日参照)。正に其れ。もし目隠しして弾いたら、Steinwayと分からないかも。

 んなもんで、逆に啼鵬的にはコントロールが出来た、と思っておりやす。

2024年6月19日 (水)

楽器も啓蒙活動

 今回の一宮市民吹奏楽団との共演のトピックス。それは楽器解説。普段はやったとしてもステージ上でお話しするだけ。しかし今回は...!?

Img_20240616_115741280_hdr ステージ上のMCに加え、ロビーに貼り出した解説用ポスター。こうしてロビーに展示は団長さんのアイディア。更にプログラムにも同じものを挟み込み。資料作成は団員さんで、普段は学校の先生をされているとか。

 これまで共演した演奏会で、何らかの形で楽器解説をしてきましたが、目と耳と、そして持って帰るものと、多くの手段でアピール出来たのは、あまり記憶にありませぬ。取り分けロビーでの展示は、他の展示物と共に開演前、休憩中のお客さんを楽しませたかと。

 これで名前くらいは覚えて帰って頂けたかしらね。

2024年5月26日 (日)

借り物楽器で本番

 実は啼鵬のContrabass、現在入院中。表面板を開ける大手術を受けまする。なので工房から楽器を貸して頂きやした。

Suzukibass 今回ガマムジカの本番はこの楽器で(2024年5月25日参照)。楽器が違えば当然、弾く感覚が違うワケですが、ただアタシの楽器とのランクもそんなに違わない感じなので、一番大きいのは張ってある弦。鳴り方が大分違いました。

 逆に「なるほどね、この弦はこういう感じかぁ」と体験出来たのは大きいかも。取り敢えず今後、しばらくは使わせて頂くので、その間にこの弦を堪能。

2024年5月 9日 (木)

硬派Piano

 「硬派」という言い方は適切では無いと思いますが、鍵盤が大分重かったのは事実。

Magobapiano GW最終日にてっちぃず+戸田博美、合わせててっちぃずだで出演したカフェの楽器。K.KAWAI KG-3C。KAWAIは久しぶりでした。鍵盤が重いのは、稼働率が低いからなのか、それともアクション自体がそういうタイプなのか。

 KAWAIのラインナップは詳しくないのですが、昔我が家にあったKAWAIのPianoを調律に来た方が「このアクションは古いんだけど、トレーニング・マシーンとしては好まれていた」と話してくれました。確かに今回の楽器と同じような感触、だったような気がする...。

 んま、実家にいた当時は、Pianoのメーカー、型番による違いなんて、全く興味がありませなんだ。いや、もっと言うとPianoを「楽器」として認識していなかったんだろうな。今だから言えるというのもありますが、その当時からPianoの魅力がきちんと分かっていたら、人生変わっていたかも。

 ようやく其れを取り戻している今日この頃。

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