新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
今年も自宅で過ごしております。のんびり、ではなく割と忙しく。取り敢えず今月はいくつか本番がありますが、その後はミュージカルの稽古に。スコア、台本を猛勉強しなくてはなりませぬ。
ところでテレビ東京が観られる地域の方は、恒例の東急ジルベスターコンサートをご覧になられた方も。今回はVerdiの歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」。かの有名な旋律は、アイーダ・トランペットという写真のような長い楽器を使うのですが、観ていてぶったまげました!
写真中央の奏者、北村源三先生。1937年生まれの先生は御年87歳! 啼鵬が知る中で現役最高齢の(Classicの)金管楽器奏者ではないかと。日本中にお弟子さんがたっくさんいらっしゃいます。
そのお弟子さんから伺った話。先生は80歳を超えてもガチのリサイタルをされていますが、「オレ、未だ上手くなっていると思うんだよ」と、そのお弟子さんに話されたそうです。
あぁ、これですよ。プロフェッショナルとは現状に満足せず、常に高みを目指している。そして長く続けられるのも、そういう信念があるからこそなのかと思いまする。
年末に凄い刺激を受けました。今年も頑張ります。
先週から始まったNHK連続テレビ小説「おむすび」。やはり福岡に行けばこうして特設会場もありますな。
ちなみにココはJR博多駅。ドラマの舞台となっている糸島市は、福岡県の西の端。んま、茨城に置き換えれば、古河市が舞台のドラマのPRを水戸駅でやっているようなもんですか。いや、県の規模が全然違いますがネ。
まだ始まったばかりですし、栄養士になるというテーマのようですが、半年もやっているドラマなので、途中で変わっていくかも知れませぬ。「てっぱん」がそうでした。
ところで学校で部活動の話題が出ているときの1シーン。このケース、もしや我がマックコーポレーションのブランド、J.Michaelでは!? ケースの色や形、恐らく表面はザラザラ。ほぼ間違い無いんですが、肝心のバッジが良く見えませぬ。
んま、さすがに今から吹部に入って...なんて展開は無いわな。
ちょっとした御縁のある演奏家さん。お弟子さんを紹介して頂き、現在その子は我がたくみスタジオで作曲のレッスンを。その紹介して下さった方が今回のチェリスト。
映画愛溢れるおふた方。そう言えばテーホー、最近はちょっと映画とはご無沙汰。あまや座の映画も時折チェックはしているのですが。DVDでは日本のオーケストラを舞台にした映画の金字塔「ここに泉あり」を改めて観ました。
あぁ、そう言えば同じ会場でちょうど3週間前、映画音楽を演奏していました(2024年5月19日参照)。そのときの演奏曲と被ったりもしていましたが、其れってナニを意味するのか!?
今回演奏した映画音楽の中で、イチバン新しい映画が2001年の「千と千尋の神隠し」。あとは其れ以前。辛うじて投票で演奏曲を決める候補の中に、「鬼滅の刃」の「炎」がありましたが選ばれなかったので。ちなみに「タンゴ・レッスン」(2016年)の「リベルタンゴ」を「映画音楽」とするのには、かなり抵抗がありますわな。特に我々タンゴ屋からすれば。同じく候補曲だった「糸」然り。やっぱ既存の曲で映画に「使われた」ではなく、映画のために作られた音楽が、狭義の「映画音楽」でしょう。
「映画音楽」というジャンル、額面通りに受け取れば映画の中で使われた音楽ですが、其れをテーマに演奏会のプログラムを組むとなると、おのずと2000年くらいまでの映画になってしまいまする。アタシが編曲を頼まれたり、実際に演奏したりする曲も、殆どがそう。もちろんゼロではありませんが。う〜む、最近の目立った曲では「海の上のピアニスト」(2020年)の「愛を奏でて」とか。
まぁ、今後も「映画音楽」と言えば1960年代〜2000年くらいの曲を演奏するんでしょうね。おっと啼鵬の場合はガルデルの「想いの届く日」(1935年)とか、そこら辺からきますか。
なんだかあっという間でした。1月に始まった「リバーサルオーケストラ」(2023年1月11日参照)。全10話の最終回が無事に。
そしてサントラ盤も発売。録音はホント、ビビったなぁ。メンバーはほぼNHK交響楽団...。
こういった専門性の高いドラマは、「その分野に詳しくないと観ていて面白くない」となるといけません。しかし今回は特にClassic音楽に詳しくない方でも、楽しめたドラマだったかと思います。何しろ人が集まればそこには「社会」が出来るワケで、様々な人間模様が生まれます。それは音楽に限らず、どんな分野も同じでしょう。
ドラマをご覧頂きました視聴者の皆さま、有り難うございました。
先月から放送が始まった「リバーサルオーケストラ」。ドラマにちなんだコンサートが行われました。主演の門脇麦さん、田中圭さんの他、音楽担当をしている清塚信也氏、そしてドラマには児玉交響楽団として出演している、神奈川フィルハーモニー管弦楽団。
ま、言ってみれば啼鵬はオマケ中のオマケではあるものの、ゲスト・コンダクターとして、劇中で使われている「玉響カンタービレ」を清塚氏と披露。最後のフォト・タイムにもちゃっかり。
ついに始まりました。
今朝の朝日新聞朝刊を観たら、ピックアップされて記事に。実は雑誌でも紹介されていて、取り分け弦楽器愛好家の雑誌では大々的に。
まぁ、記事からも読み取れるように、オーケストラや吹奏楽など、人が集まればそこには社会が出来るので、様々な事が起こります。これまで啼鵬も、オーケストラを舞台にした映像作品にも関わったりしましたが、ネタには事欠きませぬ。
初回放送でいきなり、主演の門脇麦さんの演奏シーンがありましたが、プロ、アマ問わず弦楽器を演奏される方、「ウィリアム・テル序曲」では度肝を抜かれたかと。あの弓のハネる奏法、ただでさえ難しいのですが、あんなに楽しそうに!
さて、啼鵬は清塚信也氏と共に音楽担当をさせて頂きましたが、編曲と指揮を。メンバーはほぼN響の最強サウンド! ドラマの今後の展開も楽しみです。
今回の朝ドラほど、最終回に「いろいろあった」ドラマはないかと。あのハナシ、そこでつながるんだ!みたいな感じで、様々な点と線がつながりました。
中でも一番話題をさらったのは、恐らく徳井優さん演じる、いっちゃんの旦那さん! 以前出たときには、クリーニング屋さんに言いがかりを。何故同じ役者さん?
啼鵬的には徳井さん、「おぉ!ここでも!!」って感じです。実はアタシの関わった映画やドラマ。徳井さんが出演していらっしゃる率が高く、映画では「楽隊のうさぎ」、「JAZZ爺MEN」。ドラマだとBS時代劇「明治開化 新十郎探偵帖」など、何か運命の糸!?
ちなみにサントラに収録されている曲ではテーホー、MandolinとAccordionを。
今月初めに映画を観に行ったときに(2022年2月1日参照)、予告編をやっていて、こりゃ絶対観なきゃ!と思っていました。
Jazz史上、最も個性的なアーティストと言って良いでしょう。Thelonious Monk。今年没後40年を迎えます。映画としては2本立て。
実は想像していた映画とは違いました。この方、天才の例に漏れず、蛮行奇行が目立った人だったので、そういう面がクローズアップされるのかなと。全然違いました。当然メインは彼の演奏。
Monkを初めて知ったのは中学生のときでしたが、そのときはサイドメンとしての演奏。しばらくしてリーダー・アルバム「Brilliant Corners」を買ったのですが、当時のテーホー、そのアルバムを理解するには若すぎました。Jazzもほんの氷山の一角しか知らなかった時代。
あれから何十年も経つと、Monkの魅力が心に突き刺さるようです。この映画、ドキュメンタリーと言うより、単に彼に関する映像を綴っただけ、と言えばそれまでなのですが、それで十分で、Monkの魅力をこの2本の映画が全て物語っていると言っても良いかと。
そして改めて、水野晴郎さんじゃありませんが、「いやぁ、映画って本当にイイもんですねぇ」。こういった映像、DVDでも発売されれば自宅でも簡単に観られるかも知れませんが、「価値」とはそういうものではありませぬ。映画館で観るからイイのです。またこのあまや座。サイズ感と言い、啼鵬好み。もちろん大勢で観るのも良いですが、何かイイものを、分かり合える仲間同士で共有しているような、そんな空間。
今後も上映作品に期待します。
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