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2017年5月25日 (木)

真の出藍の誉れ

 以前、我がたくみスタジオ卒業生が、東京藝大作曲科に於ける、スゴイ賞を受賞した記事を書きました(2016年7月28日参照)。しかしながら門下生と言っても、彼には受験生時代にその対策を施したに過ぎず、弟子というにもおこがましい。

 今回はテーホー的には直系になる弟子の話。その名を西嶋徹君という。インスト・ファンでこの名を知らないのは、モグリだろうね。アタシが初めて彼と会ったのは、葉加瀬太郎さんの現場。同い年でJazzもTangoも、いや話を聞けばViolinも弾いていて、オケもやっていたって言うじゃない。今やライブやレコーディングのセッションには引っ張りだこ。

 太郎さんのツアーを一緒に回ったり、個人的にも結構仕事を頼んだり。そう、NHK朝ドラ「てっぱん」にも参加してもらっているし、笹本玲奈さんのバンドでも音楽監督啼鵬の右腕として、なくてはならない存在でした。

 そんな彼が「和声を習いたい」と言っていました。かなり前から。そして近年ようやくレッスン開始。彼だって忙しいだろうし、1~2回解説でもして「あとは自分で出来るっしょ」みたいに放置プレイになるかと思いきや、定期的に通って来ました。もう1年以上も。

 ホント勉強熱心だし、毎回課題も多くこなし、気が付くと今まで教えた和声の生徒の中では、一番ハイ・レベルなところまで進みました。

Maciejreh2 そんな彼の実践を聴かせてもらいました。

もともとセンスは抜群だし、

そこに和声学が身につけば鬼に金棒。

 う~む、こりゃとんでもないライバルを育ててしまった? いや、そうではないのです。啼鵬としては、これでようやく自分のスコアを引き継ぐ人材が現れたってコト。いや、同い年ですが。そして其れは心強い理解者であり、アタシが苦しみながらも生み出した音楽を、隅から隅まで分かってくれるヒトってことね。

 そろそろテーホーも身の振り方を考えにゃ。

2017年5月17日 (水)

2017年は委嘱の年

 作曲家であれば曲を書くのは当然なのですが、この作業にも何パターンかあります。大きく分ければ2つで、依頼されるのか、そうでないか。

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依頼される場合

 委嘱作品と呼ばれるもの。編成や楽曲規模は提示されるも、内容としてはお任せが殆ど。

 劇伴など、いわゆる主旨が既定されているもの。

依頼でない場合

 色々な意味で本当に書きたいもの。

依頼でもなく自発的でもない場合

 作曲科の課題など

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 依頼でない場合は、自演するならともかく、他人に演奏を頼まなくてはならないとなると、初演の当てもありませぬ。ちなみにアタシが近年作曲した「Euphonium Concerto」は委嘱作品ではなく、勝手に作曲し、Out of the Standardの牛渡克之氏に初演を強要。その後CDにも収録して頂いた、という経緯がありまする。

 前置きが長くなりましたが、啼鵬にとっての2017年。珍しく委嘱作品が3作品も。しかもその全てが今年6月に初演。どれも高校生の団体なのですが、

Shiojiribandその1つである学校に赴いてきました。

ちょっと冒険的な作品に仕上がったので、

かなり手こずっている模様。

おっと、写真のBandoneonの入った編成は、その委嘱作品ではありませぬ。別の編曲作品。

 恐らく今回書いた作品の中では、相対的にみて一番難曲かも知れませぬ。しかしこのBlogの熱心な読者諸君がご存じの通り、啼鵬は「ムズカシイ曲」を書くのが信条ではなくて、「彼らならば」というイメージの上にクリエイティブな作業をしておりまする。

 実は今回の3作品の中で、唯一世界初演に立ち会えない曲。成功を心よりお祈りしております。

2017年5月11日 (木)

楽器の個性

 弦楽器に携わる人で、楽器自体に関心がある人ならば、この楽器を見ると思わず「ほぅ」と言いたくなるハズ。

Tsushimavn1 先日、仙台で見せて頂いたViolin。

何故裏かって?

その裏の模様で、

「おぉ!」と思うかと。

一般的に使われる木材とは違うもの。

なので木目も変わってきます。ちなみにこの裏板は、この楽器のように1枚のものと、2枚を貼り合わせたものとに別れます。2枚を貼り合わせたものは、真ん中に継ぎ目の線が入っていますね。

Tsushimavn3 弾かせて頂きましたが、

やはり材質が違うおかげで、

個性的な音色。

楽器に個性を求める人にはたまらぬ逸品。製作者はもう亡くなられていて、貴重な楽器です。

2017年5月 7日 (日)

サックス日和 Vol.3 「限りなく啼鵬のサックス全集」:驚愕

 今回は急きょ、Figur Saxophone Quartetに出演を依頼。かなり直前だったので、4人中3人が来られる事に。サックスのみならず、啼鵬作品の中でも代表作と言える「Modern Czardas」を演奏して下さいました。

Dsc_5083そしてアンコールには何と、

啼鵬もSaxohponeで参戦。

これまた自作「The Owl's Mind」を演奏。

今回のために、新たに編曲しました。

 しかもテーホー、人生初のSaxophone Quartet! Clarinetの方では経験していたものの、まさかこの年になって、「人生初」を経験するとは思いませなんだ。楽器は相変わらず曲がったSoprano Saxophoneでした。   【まだつづく】

2017年5月 6日 (土)

サックス日和 Vol.3 「限りなく啼鵬のサックス全集」:会場設営

 とうとう本番を迎えたサックス日和。

Saxbiyori3a今回は会場である文翔館議場ホールを、

前回とは違う形で使う事に。

このような手動(!?)反響板もセット。

毎回みんなで手分けして会場設営をしますが、思えばこういった歴史的建造物。演奏会で使う場合は、単に「雰囲気」重視の場合が多いのですが、この議場ホールは響きもよく、数十名クラスの合奏には丁度良いかも知れませぬ。

Saxbiyori3b ただあいにく、

お天気が不安定。

と言うよりも、

このゴールデンウィーク中、6日だけが雨。どうやら東北全域に。おかしいなぁ。もう雨男は返上したハズなのに。

 ま、それにもめげず、サックス日和は無事開演。   【つづく】

2017年5月 4日 (木)

サックス日和 Vol.3の最終リハ

 気が付けば本番は目前。3回目を迎える「サックス日和」。

Saxbiyori2017c今回は小編成アンサンブルがいくつか。

それぞれの編成でのリハーサルをしなくてはなりません。

中には啼鵬が加わらないものも。

勿論アタシの曲をやるのですが。「限りなく啼鵬のサックス全集」なんでね。ホントはアタシが加われればイイんですが...。

Saxbiyori2017b おっと、

かつてやった「蛇腹日和」の再現も。

今回はこの編成でも新曲を。

 さて、こうして明後日の本番を万全の体制で! と言いたいところなのですが...。この「最終リハ」はテーホー抜きの最終リハ。実は更に大変なリハーサルが待っている(!?)のでした。ゴメン、立ち会えなくて。

2017年4月29日 (土)

再会:Ensemble Otto Voci

 前回お邪魔したのが2年前の本番でした(2015年4月10日参照)。女性Saxophone奏者のみで結成しているEnsemble Otto Voci。今回編曲を提供させて頂いたので、リハーサルにお邪魔してきました。

Ottovocireh2 以前編曲した組曲があるのですが、

そのときは抜粋だったので、

今回新たに書き足し、

全曲完成。本番はだいぶ先なのですが、今から少しずつ準備を。何しろ皆さん、とても忙しい方々なので、こうして8名が集まれるのも、なかなか無いでしょう。

 んでもって編曲者として聴かせて頂きましたが、ちょっと手直しも。宿題も頂いたところで、次の現場へ。

2017年4月25日 (火)

Oliver's Musicのテーマ曲制作

 一応「~Music」と付くのに、カテゴリーは「バラエティー」に分類されている「Oliver's Music」。お馴染みWALLOPの、もはや長寿番組!? 先月に引き続き(2017年3月29日参照)、また出演させて頂きました。

 ようやく番組テーマ曲を作るという事になり、先月は曲がほぼ完成。今回は歌詞を付けるという作業。そして強力な助っ人がいらっしゃいました。ギタリストのさん。「しゃ」さんではありません。「やしろ」さんです。

Oliversmu2017c 早速作詞をした水谷美月さんと、

社さんのGuitar。

アタシのKeyboardで初演。

てっきり水谷さん、まずViolinを弾くのかと思いきや、いきなりお歌を。

 いやぁ、なかなか雰囲気があって良いではないの。テーホーにはそんな作詞、ムリ! 次は2番。英語の歌詞?

 で、何となくナガレ的に、来月も出演なんて雰囲気ですが、どうなんでしょ。空いてはいるなぁ。

2017年4月23日 (日)

サックス日和 Vol.3のネタ仕込み

 来月に本番を控えたサックス日和の、2回目の練習。一口に練習と言っても、実は割と遠方から来るメンバーも少なくありませぬ。貴重な時間です。
 今日は少し仕掛けを練りました。演奏会は当然、演奏家がパフォーマンスする場。それには単に楽器の演奏に留まらないこともしばしば。
 ま、今回の場合、「Saxophoneにおける啼鵬の世界」がテーマ。それだけでも手換え品換え、バラエティーに富んだ内容。それに花を添えるべく。
Dsc_4863


 ますます本番が楽しみになりました。

2017年4月17日 (月)

協奏曲の伴奏指揮者

 今度の我ら土浦交響楽団の定期演奏会では、久しぶりに協奏曲を。しかもHornの協奏曲は40年の歴史で2回目。1984年以来。

 先日初めてのSolo合わせがあったのですが、さすが滅茶ウマ!...って当たり前と言えばそうなのですが、在京のトップレベルのオケに在籍している後輩。つくば在住で兄君の事はよく知っておりまする。

Tso74th0 協奏曲をやる場合、

その伴奏オケの指揮者は、

ビミョーな立場です。

主体性はあくまでソリスト。指揮者は独奏者に付けるためにオケをまとめる。オケのみになるところは、多少の指揮者の個性を出したとしても、基本的には独奏者の要求を具現化する。言ってみれば調整役。

 ここでソリストとマエストロの関係が問題になるかも知れませぬ。巨匠のソリストに、まだ経験も浅い若手マエストロとか。その逆だと、熟練のマエストロは若手ソリストを成功に導いてくれるかしら。

 困るのは自分を巨匠と思っているマエストロ。ソリストに注文しまくり、挙げ句の果てにはソリストの演奏中に、大声でオケにダメだし。コイツには礼儀っちゅうもんがないのか! とオケで弾きながら思ったものです。音楽以前のハナシ。

 アタシも何人か、自分よりも格上の演奏家の伴奏指揮をした事がありますが、ソリストに注文なんぞあり得ないし。

 幸いこれまで自分がソリストで共演したときに、マエストロから注文をつけられた事はありませなんだ。

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