2019年5月19日 (日)

Refle Artistic Spirits 10th Concert

 これまた昔の生徒さんが出演する演奏会。行って参りました。

Ras10th この団体を説明するには少々長くなるのですが、ぶっちゃけ牛久市で音楽的に育った子達!と言うと端折りすぎか...。牛久市には子ども達のオーケストラ、MUSEオーケストラうしくというのがあって、今回の出演者の多くはこのオケ出身。で、多くは更に上のうしく音楽家協会に所属していたり。このRefle Artistec Spirits、略してRASは、このうしく音楽家協会の若手によるグループ。って事かしらね。

 とにかく牛久市という街は、音楽に限らず美術も、そして啼鵬が関わっているコミュニティーFM等、「文化」とは何かという事を、しっかり向き合いながら発信していく、素晴らしい都市です。それは今に始まった事ではなく、もう何十年と。

 かつて啼鵬の敬愛するFlute奏者、中川昌三先生がお住まいだったという事もあり、芸術面での先生のリーダー・シップとカリスマ性は、今の牛久の文化を語るに欠かせませぬ。

 今回の会場は、このグループの冠にもなっているリフレプラザ。A.R.C.のレコ発でも使わせて頂きました(2016年3月21日参照)。彼女らはこのリフレのオープンに合わせて結成したそうで、つまりリフレをホームとする合奏団。この日もほぼ満席。今後の活動、大いに期待します。

2019年5月12日 (日)

Socius Clarinet Ensemble in Tokyo 2019

 実はこの日、演奏会をハシゴしました。拙作「Rhapsody」をミューザ川崎で聴いた後(2019年5月11日参照)、今度はSocius Clarinet Ensembleの東京公演へ。

Sociusdac 普段は茨城県西部を拠点にしている彼ら。啼鵬とも共演していて(2016年1月31日参照)、何よりも拙作「along with you」のClarinet Ensemble版は、彼らのために書き下ろしました。メンバーの何人かは関城吹奏楽団にも所属。なので良く知った仲。

 彼らの特長は音色。その澄んだ音色はClarinetの魅力を伝えるに余りあるもので、更に其れが合奏ともなると、素晴らしい響きを生み出します。メンバーの何人かは音大で専門的に学んだ、という事もありますが、「其れ、本当にエスクラ?」って思う程の絹の糸のような高音から、「コントラアルトって、そんなに美しく吹けるの?」と言いたくなるような低音。彼らが音楽をするにあたり、何を大事にしているかが分かります。

 そしてそのガラス細工のようなアンサンブルを熟知した専属の編曲者がいる事も大きな特長。ご自身も管楽器奏者という書き手から紡ぎ出されるスコアは、下手に博学な作曲家よりも余程本格的。

 更にはSocius、Percussionがレギュラー・メンバー。いつも一緒に演奏している彼らは、吹奏楽器と打楽器のバランスが絶妙。同じ茨城県人として、これほどの音楽をする団体は誇らしい。

 今回も彼らの良さが遺憾なく発揮された、素晴らしいコンサートでしたが、後半の投票によって選曲するコーナー。テーホーの投票した曲が1曲も選ばれん! 会場を見渡すと若い子達ばかり。おじさんの聴きたい曲なんざぁ、キミ達には興味無いわな。

2019年5月11日 (土)

MUSIC CROSSROAD

 以前Out of The Standardにも参加して頂いた、Saxophone奏者の田村真寬さん(2010年12月21日参照)。OTSは大和田雅洋さんの代役で出演して頂きましたが、単に名前が「まさひろ」で共通しているからではなく、雅兄上のお弟子さんなんですよね。今回拙作「Rhapsody」を演奏して下さるので、聴きに行ってきました。この曲、OTSのレコ発ツアーでも演奏。色々大変な曲です。

Musiccrossroad 「Rhapsody」は元々、Violin,Clarinet & Pianoに書いた曲。OTSの編成の他、Saxophone奏者2人でやるバージョンも。その雅兄上と田村さんが演奏するために編曲したのですが、恐らく今回はいつもと違うパートを吹かれたのでは?

 そしてもう1人のSaxophone奏者は、正統派Jazz Menとでも言いましょうか、浜崎航さん。そう、今回の演奏会はClassicとJazzという、異なるジャンルの人達が共演。PianoもClassic代表は大野真由子さん。昨年OTSとご一緒させて頂きました(2018年2月4日参照)。Jazz代表は松本茜さん。

 拙作「Rhapsody」に戻りますが、曲調がFusionな感じなので、正に浜崎さんのような方が吹いて下さると、チョー格好いい!...のですが、譜面問題。1年分の音符を読んだのでは?というくらいの、たくさんの音符、音符、音符。ホント、ごめんなさい、じゃなくて譜面なさい。

 しかしながら、いざ演奏を聴いてみると、やはり思った通りの素晴らしいプレイ。更に驚いたのは、アタシの書いた譜面を忠実に演奏して下さっていた事。ad lib.でもOKな箇所があるので、てっきりそこはご自身の、啼鵬の書いたフレーズよりも、遙かにカッチョイーSoloかと思っていたのですが。

 そういった部分に、浜崎さんのプロとしてのスタンスを感じました。そしてJazzという音楽を、ずっと誤解していたように思います。彼らはad lib.を好き勝手にやっているのではなく、あくまで「曲の魅力を」ad lib.によって表現しているのです。でなくては、今回の「Rhapsody」、譜面に忠実に演奏しようなんて思わないでしょう。「曲の魅力を伝える」という点では、JazzもClassicも変わりありませぬ。「Jazzに名曲なし、名演あるのみ」とか言われますが、曲は大事です。

 演奏して下さった皆様、有り難うございました。そしてお忙しい中、お越し下さいましたお客様、有り難うございました。

2019年5月 4日 (土)

テオフィルス室内管弦楽団第62回定期演奏会

 A.R.C.でご一緒しているギタリスト、角圭司さんがソリストを務める演奏会に行って来ました。テオフィルス室内管弦楽団の定期演奏会。こちらの団体も都内では知る人ぞ知る。室内楽系オケでは歴史もあり、今回で62回目の定期演奏会。指揮は私の妹の師匠、高畠浩先生。先生の指揮では、かつて新宿交響楽団の演奏会を聴いた事がありました。

Theo62th ギター協奏曲と言えば「アランフェス協奏曲」が定番中の定番。とは言え、アマチュア・オーケストラの演奏会でプログラムに載る事はあまりなく、それはオケの編成が小さいからというのが1つの理由。金管楽器はHornとTrumpetしか入りませんし、そもそもSolo楽器がGuitarなので、オケは人数も最小限。テオフィルスのような室内管弦楽団ならではの曲かも知れませぬ。

 それでもGuitarにはマイクを通し、増幅しないと全く聞こえませんので、今回もPAが入りました。

 さすがは角さん、完璧なテクニックと豊かな音楽性で、素晴らしいSoloを聴かせて頂きました。そう言えばアランフェスを生で聴くの、初めてだわ。かつて中山将章君の伴奏をした事がありました。Pianoで。でもPianoとオケでは全然違うし。当たり前だけど。

 更には高畠先生の指揮に感服。そう言えば新宿交響楽団のRachmaninoff「Symphony No.2」を聴いたときにも思ったっけ。弦楽器奏者ならではのオケの鳴らし方。さすがです。

2019年4月26日 (金)

雲井雅人サックス四重奏団第16回定期演奏会

 スゴイ演奏を聴いてきました。雲井雅人サックス四重奏団。雲井さんとは僅かながら接触があり、20年くらい前にアタシの編曲を演奏して下さった事がありましたが、実際にお会いしたのはつい最近。しかも飲み会でチョロッと。なので啼鵬という存在は、雲井さんの中では殆ど認知されていなかったかと。


Kumoq16th
 その20年ほど前に聴いた演奏では、独特の音色だなぁと感じましたが、今回の四重奏はその「音色」という、楽器にとって最も重要な要素を、改めて肌で感じさせられる、素晴らしいものでした。

 もう最初の曲の、最初の音から度肝を抜かれました。Saxophoneにおける、Non Vibrato奏法は、我々弦楽器の其れと同じくらい大変なものでしょう。その4人の歪みの無い、ピュアなハーモニーと空気感、世にこんなハーモニーを作る管楽器のアンサンブルがあるのか、と驚嘆の域。

 もう16回目の定期演奏会ですが、もっと早く知りたかったな、というのが率直な感想。加えて激ヤセの雲井さん。パッと見「びょ、ビョーキか!?」と思ってしまうのですが、運動と食事制限によるダイエットだそうな。なんとストイックな方なんだろう。

 今回の演奏でアタシが感じた部分は、恐らく彼らのこだわっている音楽の、ほんの一部にしか過ぎないと思うのですが、次回聴くときには、もっともっと彼らの音楽を感じられますように。

2018年12月 7日 (金)

Trio Espace 収穫祭コンサート vol.8

 このお三方の演奏を聴くのは、何年ぶりかしら。編曲を提供した事がありましたが、それってvol.2だったか(2012年9月17日参照)。しかも本番は聴けなかったし。

Espace8そのTrio Espaceのコンサートも、

はやvol.8。

今回はFaureやDvorakの作品。

どれも有名な作品ではなく、

彼らのような腕達者でなければ、

ちゃんと聴かせる事はムズカシイ。取り分けFuareは、普段慣れ親しんでいる作品とは全く違い、3人の演奏を通じて、作者の息づかいを感じる、といった曲でしょうか。

 Dvorakの方は、「ドゥムキー」という副題の付いている有名曲に隠れた、味のある曲でした。長かったケド。個人的には交響曲第7番と被る部分を多く感じましたが、其れもそのハズ。この作品は第6番と第7番の間に書かれたようで、民族的な部分とアカデミックな部分が上手い具合に融合されていました。

 それにしても師匠、植木昭雄先生。やっぱスゲェ。アタシも来年に向けて頑張らなくては。

2018年11月29日 (木)

師匠の演奏

 仕事仲間でもあるし、啼鵬のCelloの先生でもある植木昭雄先生。今回はアタシの高校時代から敬愛する遠藤雅夫先生の作品を演奏。そう言えば遠藤先生との再会も、随分前の話になってしまいました(2014年1月4日参照)。

Andepandan20181129この演奏会のシリーズ、

以前にも聴きに行った事があります(2015年11月19日参照)。

日本現代音楽協会の事業なので、

言ってみれば日本の音楽文化、

最先端の本流。

T京G大の作曲科を出たならば、

こういう団体に所属し、新しい作品を生み出していくのが、本来の姿。つまりは真の芸術家の集団ですか。アタシみたいな人間は、時折こういう「ホンモノ」を聴いて、自戒せにゃいかんのです。

 ま、それはともかく、遠藤先生の作品は、今回が初演では無かったのですが、それはとても重要な事です。初演したまま再演されずにお蔵入りし、記憶からも無くなってしまう作品が多い中、初演者とは違う奏者によって再演される。作家にとっても演者にとっても、貴重な場面だったかと。もちろん聴いている人にとっても。

 さすが我が師匠! アタシももっと頑張ります。

2018年11月 7日 (水)

北村聡bandneon SOLO

Kimg0149 今週のたなくじがコレだったから、

聴きに行ったのではなく、

元々聴きに行こうと思っていました。

Bandoneon奏者、北村聡さんのソロ。以前にも聴きに行った事がありました(2015年6月12日参照)。もう3年も前ですわ。

Elcaminito 彼も仰っていましたが、

Bandoneon Soloなんぞ、

激シブの世界。

アタシなんかやろうもんなら、

2~3曲がせいぜい。

それを彼はじっくりと、聴かせてくれます。今回はジョイントだったので、ライブの半分でしたが、前述のときは演奏会まるまるですから。

 前回もですが、今回もこんなに素晴らしい演奏を聴いてしまうと、果たしてBandoneonに於いて、啼鵬に出来る事はあるんかいな、と自問自答。そして勇気を頂きました。

 北村聡さん、素敵なライブを有り難うございました。

2018年8月24日 (金)

つくば朝のサロンコンサート第132回

 何度か聞きに行っている「つくば朝のサロンコンサート」。今回は第132回を。

Asacon132相変わらず凄いプログラム。

おっと「凄い」というのは、

演奏会の内容もそうですが、

この手作り冊子です。フルカラー(!?)の手書き。

 今回は「世界の国歌」コーナーがありました。私も昨年、世界中の何カ国もの国歌をレパートリーにしている、新藤昌子さんのリサイタルをお手伝いしたときに、いくつかの国歌を合唱に編曲しました(2017年12月6日参照)。しかもそのときは、国旗のスペシャリスト、吹浦忠正氏ともご一緒していて、著書を頂いたり、色々お話しを聞かせて頂きました。氏の監修された「国旗かるた」、今回のプログラムで紹介されていました。

 んなワケで、国歌に関しては少々親近感はあったのですが、如何せん世界にはたくさんの国があり、今回演奏された国歌も、知らない曲もありましたねぇ。

 次の朝コン、何を聞きに行こうかしら。

2018年6月30日 (土)

Socius Clarinet Ensemble's Family Concert 2018

 このところ人のコンサートを聴きに行く機会が多く、それは啼鵬も心の余裕が出てきた表れ。大事です、我々の稼業。人の演奏を聴くのは。

Sociusfami2018 今回はSocius Clarinet Ensemble

茨城県西地区を中心に活動しているグループで、

アタシも何度かご一緒させて頂いておりまする(2016年1月31日参照)。

会場は8割方埋まり、

多くは学生さん。

Sociusの美しい音色は、

同じアンサンブルをする人にとって、とても参考になるでしょうし、刺激にもなるでしょう。

 そしてSociusと言えば、その質の高い編曲。Sociusを知り尽くしているスコアラーが、緻密な譜面を書き、また其れに応えるSociusのメンバー。合奏団の形態としては理想的な形。今回もその良質なスコアに基づき、彼女らの技量、音楽性が遺憾なく発揮されておりました。

 そして第3部はリクエスト・コーナー。何と会場に投票板が設けられ、その場で集計したもの上位4曲を演奏。当然何が選ばれるか分からないので、候補曲の何十曲も練習しておかなくてはなりませぬ。こりゃまたスゴイ。

 興味深かったのは、それぞれの曲が「テクニック」「面白さ」「認知度」「緊張感」「ソシアスメンバーのやりたい度」の5項目がグラフになっていて、一目で分かるのですが、投票によって選ばれた曲は、「ソシアスメンバーのやりたい度」の高い曲が1曲も入っていなかったってコト...。

 つまりはメンバーがやりたい曲と、客の聞きたい曲は全く一致しない。う~む、恐らくコレはプロ、アマ問わないんだろうな。啼鵬が主宰するグループでは、努めて大衆的な方向性にプログラムを組んでいるつもりですが、それでも恐らく「もっと○○なのが聴きたい」なんて事もあるのでしょう。

 皆さん、お疲れ様でした。

より以前の記事一覧

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ